カーリング講習会が開催されました
4/7(土)、平昌五輪を思い出させるような寒い日に、ひろしんビッグウェーブにて『カーリング講習会』が開催されました。
ビッグウェーブでは、平昌五輪で話題沸騰となったカーリングを実際に体験してみたい!という方から多数のお問い合わせがあり、急遽開催が決定しました。
にもかかわらず、定員を大幅に超える申し込みがあり、広島県カーリング協会の皆様にお願いし、講師を増員、定員を拡大するほどの大盛況でした。
その中で、広島県カーリング協会の働きかけで、平昌五輪 男子カーリング日本代表 山口剛史選手が特別講師として来場するというサプライズが!
左:広島県カーリング協会会長 岡本光明様
中:日本カーリング協会指導普及委員長 土屋長雄様
右:平昌五輪男子カーリング日本代表 山口剛史選手
山口選手は 4/21 (土) からスウェーデンで開催される世界ミックスダブルスカーリング選手権の日本代表に選出されており、非常にご多忙にもかかわらず、「カーリングを全国でメジャースポーツにしたい」という強い想いがあり、今回広島に足を運んでいただくこととなりました。本当にありがとうございます!参加者はほぼ全員が初心者。
準備運動が終わったら、最初に学ぶのは…転び方。
山口選手が自ら転んで見せてくれました。
前受け身・後ろ受け身。怪我しないことが何より大事。
カーリングは皆さんが思っている以上に転びやすいスポーツです。
ハックと呼ばれるこの足場を蹴ってストーンを投げます。
まずはまっすぐ蹴り出せるよう、ストーンを持たずに蹴り出す練習。
カーリングは、滑りやすいように特別な靴底を使うので、バランスをとるのが難しい!
上手くいったら、笑顔でハイタッチ!
上手くいかなくても励ましてくれて、笑顔でハイタッチ!
一人一人に笑顔で声をかけてくださったり、一つのプレーに一喜一憂したり、大きな声でみんなを盛り上げてくれたり、本当に親しみやすく優しい方でした。
トップアスリートのメンタリティを感じます。
蹴る練習の次は投げる練習。
投げる動作をデリバリーといいます。
最初はハックを蹴らずに投げる動作だけで練習。
何気なく放っているように見えて、この石ひとつで約20kgあります。
続いて蹴る・投げる、二つの動作を合わせてみます。
これが、カーリングにおいて一番重要な動き、デリバリー。
この動作がいかに正確にできるかが、勝負の行方を左右するので、指導にも熱が入ります。
そして、カーリングの特徴の一つとして…
車椅子の方もできるんです。
ハックに車輪を当てて固定し、キューと呼ばれる棒を使ってストーンを投げます。
「車椅子の方でも、健常者と同じ土俵で戦えるのがカーリング」と先生が仰っていました。
まずは近くの的に向かってデリバリー。
そして遠くに投げるために必要な、カーリングにおけるもう一つの重要動作、スゥイーピング。
テレビでご覧になった方も多いはず。ブラシでリンク表面をゴシゴシ。摩擦熱で氷を溶かし、ストーンを滑りやすくします。
写真では分かりませんが、スウィーピング練習中は、講師が大声で「イエス!イエス!」(掃いて!)と叫んでいます。
「ハリー!」(強く掃いて)の時は写真の通り、ほぼ全体重をブラシにかけてバランスを取りながらスウィーピング。これを1試合2時間半にわたり何十回と繰り返します。想像以上に体力・精神力が必要なスポーツです。
それでは一通り練習したら、試合をしてみましょう!
公式大会ではこの倍くらいの距離(約46ⅿ)の的を狙います。
ブラシでここ狙って!と指示を出す人を「スキップ」と呼びます。
氷上のチェス・カーリングにおいて作戦を組み立てる重要なポジションです。
実は今回のカーリング講習会、10代から70代までと、非常に幅広い世代から応募がありました。
老若男女問わず楽しめるカーリング、ビッグウェーブでは4/16で今季のスケートリンクの営業を終了しますが、来季もカーリングをやってみたい!という方がいらっしゃいましたら、ぜひビッグウェーブにお越しください。
最後に全員で集合写真!
皆さんいい笑顔で、カーリン… (≧▽≦)bグッ!
お疲れ様でした!
そして、講習会終了後は山口選手のサイン会!
講習会に参加できなかった人も、サイン会は参加できます。
外の廊下まで続く長蛇の列!
サイン会を目的に県外から来た人までいると聞きました。
全員にサインを書いていただき、さらに写真撮影にも応じてくださいました。
中にはお菓子のラムネを持ってこられた方も。
平昌五輪の中継で、もぐもぐタイム(おやつタイム?)にラムネを食べている姿が映されて話題になりましたね。
今日のカーリング講習会のために広島に来て下さった山口選手、土屋様、そしてご協力いただいた広島県カーリング協会の皆様、本当にありがとうございました。
山口選手、4/21からの世界ミックスダブルスカーリング選手権、頑張ってください!