「チャレンジ!カーリング」が開催されました
1月13日(日)、ひろしんビッグウェーブで「チャレンジ!カーリング」が開催されました。
講師は広島県カーリング協会の皆様です。
平昌五輪で日本代表が大活躍したことは記憶に新しいですね。
その影響もあって、募集開始からわずか1日で定員に達するほどの大人気でした!
基本的なルールを確認したら、早速ブラシを持ってリンクに移動します。
普通の靴でスケートリンクを歩くのは、ちょっと不思議な感覚です。
先生の靴の裏に白いものがついています。これはとても滑りやすい素材でできています。
もう片方は滑りにくいゴム等の素材でできた靴底です。
滑りにくい靴で蹴り出し、滑りやすい靴で進む、これがカーリング用の靴です。
カーリング用の靴を持っていなくても大丈夫。
リンクに靴の中敷きのようなものがあります。これはスライダーといいます。
このスライダーを踏んで蹴り出せば、カーリング用の靴と同様によく滑れます。まずは蹴り出す練習。
蹴り出す足場のことを「ハック」と言います。
滑りやすい靴でバランスを崩さないよう、気を付けながらハックを蹴り出します。
次はストーンを投げる練習。
最初はこれくらいの距離で練習しますが、公式の試合では40m以上先の的を狙います。
ちなみに、ひろしんビッグウェーブの的は25m程度です。
何気なく投げているように見えますが、このストーンの重さは約20kgです。
参加者最年少は6歳(小1)なので、ひょっとしたらストーンの方が重いという人もいたかもしれませんね。
続いてスウィーピング練習。ブラシで氷をゴシゴシ。
カーリングと言えばこれ、とイメージする人も多いのではないでしょうか。
氷をスウィープする(掃く)ことで、摩擦熱で氷を溶かしストーンの滑りを良くします。
ストーンの進行方向片側だけスウィープすれば、ストーンの軌道を曲げたりすることも可能です。
カーリングにおいて勝敗を左右する大事な要素です。
ところで先生、ひょっとして背中に「JAPAN」って書いてあります?
ハックを蹴り出してストーンを投げる、これを「デリバリー」と言います。カーリングにおける最も重要な要素です。
このように指示を出す人を「スキップ」と呼びます。
スキップが指定したところを狙ってストーンを投げます。
ですが、20kgのストーンを何十mも先まで投げようと思ったら、よく滑る氷の上であっても、かなり強く蹴り出す必要があります。
滑りやすい靴にバランスを崩してしまったり、ストーンが狙った方向からずれてしまったり、中々に難しい!
ストーンが重いからしっかり腕に力を込めて投げなきゃ!と思う人もいるかもしれませんが、デリバリーは腕の力で投げるのではなく、ハックを蹴った勢いでストーンごと体を前に押し出す感じで投げると良いそうです。
基礎を一通り学んだら、いよいよ試合です!
試合が進んでいくにつれ、リンク上にストーンが増えて状況が難しくなります。
この場面では、赤ストーンのチームが投げるところですが、何を狙っているかを図で説明するとこんな感じです。
☆印のところを狙い、投げたストーンは右へはじかれ、中心に近づきつつ黄色ストーンの邪魔をする。
当てられた方の赤ストーンは、横の黄色ストーンを外へ押し出しつつ中心付近へ。
単に的の中心を目指すだけでなく、その後の展開や敵の動きも考えた上で狙う場所を決めるのが「氷上のチェス」カーリングです。
似た色のストーンでちょっと分かりにくいですが、この場面では水色に3点入っています。
相手のストーンより中心に近いストーンの数が得点になるので、一気に複数の得点を取ることもできます。一発逆転もある、ということです。
カーリングを知れば知るほど、その面白さ・奥深さに惹かれます!
決着が付いたら握手で終了!
皆様、お疲れ様でした!
広島県カーリング協会の皆様は、ひろしんビッグウェーブで定期的に活動されています。
初心者でも参加できるので、興味のある方は広島県カーリング協会のホームページ等をご覧ください。