「チャレンジ!アイスホッケー」が開催されました
2月10日(土)、スポーツ体験事業「チャレンジ!アイスホッケー」が開催されました。
アイスホッケーは「スティック」という棒を使い、「パック」というゴム製のボールを相手ゴールに入れるスポーツですが、そのスピード感とぶつかり合いの激しさから「氷上の格闘技」と呼ばれています。
カナダやロシア、北欧などで大人気のスポーツですが、日本ではまだまだ知名度は低め。
参加者もほとんどが初心者なので、基礎から教えて頂きました。
講師は広島市アイスホッケー協会の方々。現役のアイスホッケー選手も来てくださいました。
普通に滑走するだけではなく、滑りながらスティックを振ってパスやシュートをします。
その難しさと面白さを体験していきます。
スティックの持ち方と振り方。
右利きだからどっち向きに持つ、ということは無く、実際に振ってみて振りやすい方でプレーします。
ドリブル練習。パックをコントロールしつつ、前に進みます。
しかし、滑ることに気をとられて、パックを置いて行ってしまったり、パックがあっちこっちに行ったり、慣れないうちはすごく難しい!
続いてはパス練習。まずは短い距離から。
最初は狙ったところにパスを出すのも、受け止めるのも難しいです。
こちらは先生によるお手本。
氷上では、野球やゴルフのように体をひねって振り切ってしまうと、スピンしてしまいます。
スティックをまっすぐ振りぬき、バランスを崩さないように体勢を維持することが大事です。
最後にシュート練習。
カベに向かって打ち方の練習をしたら、実際にゴールに向けてシュートを打つのですが…
ただでさえ不安定な氷上で、スティックを振るとバランスを保つのが難しい!
ドリブルだけでも手一杯なのに、そこからシュートとなるともっと難しい!
ドリブル、パス、シュートと、一通り基礎練習が済んだら、いよいよ試合です!
アイスホッケーの試合開始(FACE OFF)は、審判がパックをリンクに落とし、それを奪い合うところからスタートします。
ここでアイスホッケーをより楽しめるよう、ルールをいくつか紹介します。
①壁やゴール裏が使える
アイスホッケーは四方を壁に囲まれたスケートリンクの中で行われるのですが、この「壁」を使ったプレーが認められています。
パックが壁に当たってもプレー続行です。
それを利用し、パックを壁にぶつけてパスを出すなど、アイスホッケーならではのプレーもできます。
さらに、ゴール裏もプレー可能エリアなので、ゴールの裏からパスを出すといったプレーもできます。
もちろん、ゴール裏の壁も利用可能。
②反則のペナルティが時間制の退場
アイスホッケーで何かしらの反則があった場合、ペナルティとして「2~10分間の退場」となります。
※悪質な反則の場合は完全退場もあります。
アイスホッケーは通常、キーパーを含めて6対6で試合をしますが、状況によっては6対5、6対4になることもあります。
当然、人数の多い方は大チャンス!少ない方は大ピンチ!反則のペナルティが非常に重いのです。
「氷上の格闘技」と言っても、決して乱暴なプレーや反則行為が許されているわけではありません。
アイスホッケーの面白さは、あくまでも闘志あふれるプレーの中にあります!
③交代が自由
普通、選手が交代するときは審判に申請して、試合が止まっている時に交代しますよね。
しかし、アイスホッケーは審判に確認する必要もなければ、試合が止まるのを待つ必要もありません。
試合の最中に選手が勝手に入れ替わります。
選手たちが頻繁に、かつ迅速に入れ替わるので、いちいち審判に確認を取っていられないのです。
…
などなど、アイスホッケーには面白いルールがいくつもあります。
気になった方はぜひネット等で調べてみてください。
「チャレンジ!アイスホッケー」はほとんどの方が初心者なので、あまり細かいルールにはこだわらずにゲームを楽しんでいただきます。
転ぼうが壁にぶつかろうがすぐに起き上がり、皆へとへとになるまで夢中でパックを追いかけました。
外からも大きな声援があったり、シュートが決まった時に皆で喜んだり、アイスホッケーの楽しさを存分に味わっていただきました。
試合が終わったらお互いに礼!
参加者の皆様、お疲れ様でした!
ひろしんビッグウェーブでは、小人から大人まで、幅広い年齢層で複数のアイスホッケーチームが活動されています。
興味のある方は、広島市アイスホッケー協会のホームページ等をご覧になって下さい。