アラカシ(山側園路)
森から園路に大きく枝を伸ばしているこの樹は、アラカシ〔粗樫〕です。
ドングリがなる樹の代表的な樹で、成長が早く大木になります。
温暖な場所を好むため西日本により多く分布し、平地から山地までごく普通に見られます。
4~5月に開花し、直径2cm弱のドングリが出来、10~12月に熟します。ドングリの殻斗(かくと)には5~7重の横縞があります。
名前の由良は、アラカシの「アラ」は、葉の縁にあるギザギザが粗いこと、枝の出方が粗いことなどにちなみ、材が堅いことなどから「粗い堅し」が転じて「アラカシ」となりました。