詳しい案内(このソメイヨシノの樹形について)
この樹が植えられているこのあたり一体は、東南に開けた沢筋の斜面を造成してつくられ、その両端は尾根筋が張り出し、比較的寒風の影響が少ない陽だまりとなっています。
その中でこのソメイヨシノは、寒風の影響を避け、地熱を求めてか、斜面の窪みに沿って地表近くに樹冠を広げてきました。
このため、太い幹が地面の勾配に沿って上に伸び、幹から分かれて枝が斜面に沿って雲がたなびくように大きく広がっています。4月上旬、満開の花を付けた姿は、桜色の雲の中を龍が空に昇る姿を連想させることから、「臥龍桜」と呼んでいます。