ソメイヨシノ(第二球技場南側園地)
この樹はソメイヨシノ(染井吉野)です。
樹高は○m枝、幹の太さは○mあり、周りに○mの枝を伸ばしています。この広場には8本のソメイヨシノが植えられいますが、南に張り出した広場のため、日当たりが良く排水は良いここから、大木に成長しています。
園路南側のソメイヨシノの並木と一つの樹冠をつくり、開花するとサクラの花の天蓋となります。3月下旬から4月上旬の短い期間に淡い桜色の花を樹冠全体に沢山の花を咲かせ、葉が出るのと入れ替わりに花が散ります。
成長が早く、若木から花を咲かせ、花が一斉に開花し、樹高よりも水平方向に枝を広げる樹姿の大木に成長することから、平地部の花見に適したサクラとして好まれ、日本で最も多く(約8割)植えられている栽培品種です。
明治時代以降、全国の城跡、河川の堤防などに盛んに植栽され、多くのサクラの名所が造られました。
花見用のサクラとして際立った性質を持つ一本の原木から、接ぎ木などで同じ遺伝子を持つ苗木を増やし、全国に広まっていきました。
このため、同じ気象条件のもとで一斉に開花することから、気象予報でお馴染みの「サクラ前線」は、ソメイヨシノの開花日を観測して発表されています。