『フウの二重奏』の並木
日本で見られるフウの仲間はタイワンフウとアメリカフウだけです。西側園路には、水路を挟む形で、内側からタイワンフウ、アメリカフが2列ずつ、併せて4列のフウの並木があります。
4月に新葉が開き園路は緑の天蓋のような樹冠に覆われます。
並木は全長が450m、標高差が34mあり、 2種類のフウの枝や葉が混じり合った樹冠は、斜面の陰になる場所や両側が開けている場所などがあり、場所によって陽の当たり方が異なっています。このため、10月下旬から11月下旬の紅葉の時期には、黄緑色から黄色、オレンジ、赤、赤紫の葉が混じり合うモザイク画のような美しい天蓋に姿を変えます。
並木の樹高が高いことから、まるでゴシック建築の回廊を華やかな音楽を聴きながら散歩するような感覚に包まれます。