詳しい案内(ナンキンハゼ 投てき広場)
原産地は中国、台湾で、中国では古くからロウソクや髪油の原料として、植えられていました。
江戸時代に種から蝋を採る有用樹として長崎を経由して渡来しました。
日本の在来種にはない中国風の異国情緒がある樹姿や新葉から紅葉に至る美しい葉の色、丈夫で強いせん定にも耐える性質から街路樹や公園樹として広く植えられています。
6~7月に黄色の花が咲き、秋に白色の蝋状物質で覆われた種子が出来、樹冠全体が白い星を散らしたようにます。種子は紅葉期から落葉後も長く樹上に留まり、非常に目立ちます。この種は自然に離脱することはなく、ムクドリなどの鳥類が食べ、蝋状物質を消化吸収して種子を排泄することで分散します。
名前の由来は、「ハゼと同じように蝋が採取できる中国の木」という意味合いでナンキンハゼと命名されたという説があります。
科 名 : トウダイグサ科
属 名 : ナンキンハゼ属
広葉 / 落葉 / 高木