イロハモミジ(山側園路)
この奥の樹は、イロハモミジ〔いろは楓〕です。
川べりや谷合に自生し、樹高は5~10mに生長します。
種に長さ1 - 2 cm 程度の羽があり、風を受けて回転しながら飛ばされ遠くまで運ばれます。大塚の森では、イロハモミジの周辺の低木の植え込みに実生した樹がたくさん生えてくることから、風景に溶け込むものは積極的に育っています。
10 月から12月には黄褐色から橙色、紅色に紅葉して散ります。
葉が小さく、枝も細く繊細な美しさが好まれ、庭園にもっともよく植えられるカエデで、多数の園芸品種がつくりだされています。
葉っぱに入った切れ込みを「い・ろ・は・に…」と数えて子供たちが遊んでいたことから、イロハモミジと名付けられた。これは、昔の数字の数え方が「いろは順」だったことに由来します。