ヤブツバキ《栽培品種》(土のひょうたん広場)
この樹は、ヤブツバキ〔椿〕です。
本の固有種で、照葉樹林(葉に光沢のある葉を持つ常緑樹の森)を表するヤブツバキを人の手で品種改良した栽培品種です。
日本最古の観賞用花木として、また代表的な茶花として親しまれてきました。
3月中旬~4月に白、桃色、縞柄など様々な美しい姿の花を咲かせます。
江戸時代は太平の世が続き、日本で一代園芸ブームが起こり、ヤブツバキと近縁種のユキツバキを掛け合わせる交配による数多くの栽培品種が造られました。
ヨーロッパにおいてもイエズス会の宣教師が持ち帰り、「冬のバラ」と称され広まり品種改良が進みました。
大塚の森を囲む植栽地に沢山の種類のヤブツバキの栽培品種が植えられています。