ヤマザクラ(群生地 遊具広場より)
第二駐車場南西の急斜面は、自然に育ったヤマザクラが群生する珍しい森です。春は紅色の若葉と花が同時に開き、秋は深紅に紅葉し、毎年二度、森全体が美しい景色に変わります。
ヤマザクラは、日本に自生するサクラの代表樹種で、古くから日本人に親しまれてきた樹です。高い幹の先に傘型の樹冠を広げた大木になります。
3月下旬から4月中旬にかけて赤味を帯びた新芽の芽吹きと同時に開花します。樹皮は紫褐色で艶があります。10月下旬から葉が深紅に紅葉します。
大塚の森には尾根筋にヤマザクラの大木が広葉樹の森に散在し、周りの樹の樹冠からひと際高く飛び出して樹冠を広げています。
4月上旬みられる森一面に点在するヤマザクラの大木と裾野のソメイヨシノの並木花が咲き揃う景色は、と合わせて美しい風景となります。